明石家さんま(65)が22日深夜放送の毎日放送ラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。心不全で亡くなった俳優の田村正和さん(享年77)の思い出を語った。

 田村さんとは1996年に「古畑任三郎」で1度だけ共演。さんまは「早すぎる」と悔やみ「すごいオーラなんです。でも人を寄せつけないオーラじゃないんです。入っていけるオーラを持ってらっしゃる方。いろいろ優しくしていただいた」と田村さんの人柄を語った。

 撮影では、ロケ場所に各々車で向かう際、田村さんから「ついてきなさい」と言われたにもかかわらず、迷った揚げ句に1時間半待たせてしまったという。だが「その時も『なにしてんだよ』とか一切なかった」そうで、「お礼言わはるんですよ『ありがとう。待ってる間、カレー食べられた』って。(こういう優しさは)みんなにや思う。変なこと聞いたことないもん。みなさん『優しい』っておっしゃるし。何度救われたか」と逸話を披露した。

 また同じく「古畑」に出演した木村拓哉からも、さんまに連絡があったといい「ショック受けたメールが来てました。『現場に立ってもらわなきゃいけない人がまた一人いなくなりましたね』って」と明かした。