高須克弥氏が繰り返す「責任取る」の意味 女性秘書がリコール署名偽造に〝関与〟

2021年05月21日 06時15分

困惑する高須克弥氏
困惑する高須克弥氏

 責任をとるとは一体…。大村秀章愛知県知事のリコール運動をめぐって起きた署名偽造事件に関連して20日、リコール運動団体の代表を務めた「高須クリニック」の高須克弥院長(76)の女性秘書が指印の不正に関与していたことが明らかになった。この事件ではリコール団体事務局長の田中孝博容疑者ら4人が地方自治法違反(署名偽造)の疑いで逮捕されている。

 国際芸術展「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の内容に抗議が殺到したことがきっかけで、リコール運動に発展。集まった約43万人分の署名のうち約8割に偽造の疑いが持ち上がる前代未聞の事態になっていた。

 田中容疑者らは佐賀市内でアルバイトを雇って署名の偽造を行っていたことが疑われている。田中容疑者の妻なおみ容疑者と次男雅人容疑者は昨年10月に佐賀市内の署名書き写し現場に立ち会っていたとみられ、愛知県警は田中容疑者の指示があったのではないかとして捜査を続けている。

 一方、20日に明らかになったのは高須氏の女性秘書が押印のない署名簿に指印を不正に押したというものだった。高須氏はこのことを知らなかったという。

「私は現場を田中氏に一任していた。私は秘書に(指印の)指示はしていないが、田中氏に頼まれたことは私に頼まれたことと一緒」と、すべての責任は自分にあると話している。

 高須氏は一貫して「責任をとる」と言い続けてきたが、一体どういうことなのか。

「管理責任があると言われたのなら『分かりました』というだけです。逃げも隠れもしない。説明責任を果たしてないと批判されるが、逃げていません。あらゆる取材に答えるし、(関係者には)捜査に協力するように指示を出しています」と高須氏。

 次はどんな事実が明らかになるのか。

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