東京五輪中止を求める署名活動を展開する弁護士の宇都宮健児氏(74)が今週中にも「中止要望書」を菅義偉首相(72)、丸川珠代五輪相(50)の両名宛てに提出することが15日、分かった。

 今月5日正午にSNSでスタートしたオンライン中止署名は現時点で37万筆を突破。すでに国際オリンピック委員会(IOC)と東京都には中間報告と中止の要望書を提出しているが、署名活動スタッフによると「今週中に菅首相宛ての政府、丸川大臣宛てに提出する準備をしている。内閣府へ直接、持って行く」という。

 また、19~21日の日程でIOCと調整委員会を行う東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)にも提出予定。同委員会の最終日となる21日をめどに提出の準備を進めているという。

 なお、すでに提出したIOC、東京都からは特に返答はないという。