超人気ラッパーがアフリカのバスケットボールチームでプロデビューを果たし、世界中の話題になっている。

 ノースカロライナ州出身のJ・コール(36)はこれまで発表した5枚のアルバムがすべてビルボートチャート1位。14日に発売になった新作アルバムも初登場1位が確実視されており、米国では絶大な人気を誇るラッパーだ。その音楽性も高く評価され、ケンドリック・ラマーと並び当代最高峰の実力者と称されるほど。

 しかもJ・コールの才能は音楽だけではなかった。米メディアによれば、少年時代から音楽と同時にバスケにも打ち込んできたコールは、このたびNBAと国際バスケットボール連盟(FIBA)が運営するアフリカ・リーグのルワンダ・ペイトリオッツに入団。現在はアフリカのルワンダに滞在しており、16日には晴れてプロデビューを飾ったのだ。

 ペイトリオッツのインスタグラムによると、この日はナイジェリア・リバースフーパーズと対戦。15番のユニホームを着たコールは17分間の出場で3得点3リバウンド2アシストを記録し、83―60の勝利に貢献した。

 米人気ヒップサイト「XXL」のツイッターでは、コールの得点シーンの動画を投稿。「J・コールはプロバスケットボール選手を彼の目標リストから外せる」と記し、反響を呼んでいる。

 36歳でついに子供の頃からの夢をかなえたものの、J・コールの最終目標はあくまで最高峰のNBA入り。まだまだバスケットプレーヤーとしての挑戦を続けるというから、ヒップホップファン以外からも共感を集めている。