「ぼったくり男爵」バッハ会長来日延期で五輪反対署名〝加速〟も

2021年05月11日 05時15分

IOCのトーマス・バッハ会長(ロイター)

「ぼったくり男爵」として世界中から批判されている国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)の来日が延期となった。

 当初は17日に来日して広島県を訪れる予定だったが、日本国内で新型コロナウイルスの緊急事態宣言が延長されたことを踏まえて見送りが決定。今後はコロナの感染状況などを見ながら「できるだけ早期に訪日いただく方向で再調整」(大会組織委員会)としており、6月の来日を模索している。

 これに〝肩透かし〟を食らった格好なのが「東京五輪中止」のオンライン署名活動を行っている弁護士の宇都宮健児氏(74)だ。もともとバッハ会長の来日に照準を合せて今月5日正午から活動を開始。すでに約32万筆を集めるなど大きな反響を呼んでいる。署名活動を担当する関係者によると「集約した署名は東京都、IOCの双方に提出する予定」という。

 バッハ会長の来日延期で日本国民の「声」を届ける機会を失ってしまったが、署名活動は今後も継続する予定。国内では中止を求める意見が日増しに強まっており、さらに署名が増えることは確実だ。今のペースならバッハ会長が来日する6月までに100万筆の大台を突破する可能性もあり、そうなれば提出した時のインパクトも増大する。来日延期は、むしろ〝渡りに船〟といったところか。

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