ジャーナリストの青木理氏(55)が5日、朝日放送「キャスト」に出演。東京五輪のコースを使用したテスト大会「札幌チャレンジハーフマラソン」が開催された件についてコメントした。

 大会は本番を見据えたコロナ対策が施され、沿道での応援の自粛も呼びかけられたが、実際には多くの観客が集まる場面も。その映像を見た青木氏は「これを見て、外出自粛する気になるか?っていうのをもうちょっと冷静に考えたほうがいい」と苦言を呈した。

 さらに組織委が先月、大会中の医療スタッフとして看護師約500人の派遣を要請する文書を日本看護協会に送ったことについて言及。「菅首相は『休んでいる方もいらっしゃるから確保は可能』っていうけど、500人看護師さん確保できるんだったら、大阪の皆さん今すぐ送ってくれないか?と思ってるんじゃないですかね」と皮肉った。

 最後に「そろそろ正気を取り戻して、オリンピックをやるべきかやるべきじゃないか? 国民の7割が中止か再延期を望んでいる状態でやって、果たしてメダリストたちも幸せなんだろうか?というあたりをもうちょっと冷静に考えるべき」と提言した。