歌手で女優の酒井法子(50)が4月30日深夜、突如ユーチューバーデビューした。動画チャンネルのタイトルは、アイドル時代のヒット曲にちなんだ「酒井法子 1億のスマイル!!」。

 レースの黒ワンピースを着た酒井が、代表曲「碧いうさぎ」を手話付きでアカペラで歌うシーンからスタート。途中で歌を止めた酒井は「あっ、スイマセン。1人で歌っちゃって」とおどけ、ユーチューブを始めた理由を語り始めた。

「私自身がエンターテインメントという業界に携わらせていただいてる身でもありますので、こんな私なんですけども、何かできることがないかな~って考えた」

 そして「自分で何かを手に入れるよりも、誰かに何かをしてもらったりとか、優しくしてもらったりすると、本当にうれしくなったりしませんか?」「みんなが先に与え合うことができたら(中略)心の距離が近かったら、なんかとっても素敵な世の中になると思いませんか?」と視聴者に語りかける。

 根底にあるのはファンへの感謝の気持ちだ。酒井は「私も今までたくさんの方々に支えられて、そして応援してもらって、今こうして笑顔で生きています。その方々に恩返しをしたいなと思っても、きっともう一生かかってもできない(返せない)ぐらいのたくさんの温かい気持ちをもらいました。そんな私だからこそというか、今度は私の番。私がですね、皆さまに何かをして差し上げたい、そして恩返しがしたいって思っているんです」と強調した。

 後半パートでは「日本を元気に企画」と題し、コロナ禍に頑張っている人を紹介。初回はあの秋元康氏が店名の名付け親という東京・西麻布の飲食店を訪ね、人生初というインタビュアーに挑戦。地元・福岡名物の白もつ鍋を食べ「この白いスープは実はノドにも良くて、歌う前とか飲むと声に良かったりするんでね。これをステージドリンクにしたいくらいです」とニコリと笑った。

 酒井は「すごい企画がありますのですね皆さん、ぜひ一杯飲んだら…あっ、急用があって帰ったらダメですよ。ちゃんと鍋も食べて帰って下さいね」とPR。最後は大奥風の着物姿の酒井が、女中を引き連れ廊下を練り歩く映像でシュールに終了した。関係者によると、今後は不定期で動画をアップしていくという。