社会学者の古市憲寿氏(36)が28日、ツイッターを更新。東京都・小池百合子知事の度重なる自粛要請をバッサリ斬り捨てた。

 小池氏はこの日の会見で改めて緊急事態宣言下での外出の自粛を呼びかけた。繁華街の人出を減らすための外出や、飲食店の酒類提供自粛を受けて増加した路上飲みについて「絶対にやめていただきたい」と訴えた。さらにキャンプやバーベキューといった屋外レジャーについても路上飲みと同等の感染リスクがあると語った。

 古市氏は「完全に戦時下の扇動的な政治家と同じになってしまった。戦争の翼賛体制を批判するように、去年と今年起こったことは、ずっと忘れたら駄目だと思う」とバッサリ。

 続けて「東京都の馬鹿な政治家が強烈なメッセージを出すほど、ゴールデンウィークに都民が地方へ行きたくなるってことがわからないのかな。リゾートでのホテルステイは問題ないと思うけど、いつも会っていない高齢者との飲食の機会がある帰省を誘導するような事態になっている」と都の対応を疑問視。

 そのうえで「『帰省はオンライン帰省で』とか言っていた一年前のほうが、まだ理屈が通っていたよ」とした。