自民党幹事長代行の野田聖子衆院議員(60)は26日、参議院の広島選挙区投開票当日(25日)に、自身のツイッターを更新して選挙応援した問題についてコメントを発表した。

 同再選挙では、野党統一候補の宮口治子氏(45)が、自民党・西田ひでのり氏(39)に約3万票の差をつけて当選を果たしている。

 野田氏は選挙当日の午前2時過ぎに自身のツイッターを更新。「#参議院再選挙広島選挙区#西田ひでのり候補の応援で、#衆議院議員小林史明議員と福山市に参りました。たくさんの方にお集まりいただき、本当にありがとうございました。皆さんの貴重な1票をぜひ西田ひでのりさんに託してください! #野田聖子」とつづり、物議を呼んだ。

 公職選挙法では、投票日当日の選挙応援は禁止されている。ネット上では「公職選挙法に抵触する」として、批判が相次いでいた。

 野田氏はこの日、「参議院広島選挙区再選挙におけるTwitterでの投稿について」というタイトルで説明。「令和3年4月25日(日)深夜2時12分付のTwitterアカウントからの投稿につきまして、お問い合わせがありました。本件について確認したところ、秘書が誤って日を跨いで未明に投稿し、それに気付いた別の秘書が早朝に削除したことが分かりました」とした。

 騒動に発展したことについては「多くの方々に多くの誤解とご心配をおかけし深く反省しております」と謝罪し、「ご迷惑をおかけした関係各位にお詫び申し上げますとともに、今後同様なことが起きぬよう、より一層注意して参ります」と記した。