前川喜平氏 自民の安易な「週休3日制」導入案を批判「できないなら口にするな!」

2021年04月20日 17時47分

前川喜平氏
前川喜平氏

 元文科事務次官の前川喜平氏(66)が20日、ツイッターを更新。今月5日に加藤勝信官房長官(65)が「政府として検討したい」と明かした「選択的週休3日制」の導入について注文を付けた。

 前川氏は「選挙のための人気取りで、にわかに自民党が口にし始めた『週休3日制』」と切り出すと「教員や保育士でそれができるなら、ぜひやってくれ。できないなら口にするな」と、実際の現場を知らない政府を厳しい調子で非難した。出会い系バーに足しげく通い、トップ自ら熱心に「若者の貧困調査」をしていた前川氏ならではの視点だろう。

 新型コロナウイルスの流行による業績悪化、クラスター発生の防止など企業側の観点に加え、育児、介護、趣味の充実や副業など、労働者が求める働き方が多様になってきたことが、導入検討の理由。自民党1億総活躍推進本部(猪口邦子本部長)で「選択的週休3日制」の提言をまとめる。

 コロナ禍をきっかけにデジタル化やリモートワークが進む中、同制度は時代に即した取り組みとの評価がある。その一方、経産省主導で提唱したものの、理想と現実のギャップのすさまじさに、掛け声倒れに終わった「プレミアムフライデー」のようになる可能性も捨てきれない。

 ふたを開けると儲かったのは天下り団体とCMを担当した広告代理店ということにならなければいいのだが…。

関連タグ: