慎重さ求められるコロナ禍の大学生…一部で対面授業再開も新たな問題が発生

2021年04月19日 11時25分

小池百合子都知事

 東京都の小池百合子知事は18日、新型コロナウイルス対策で「先手の対応が不可欠だ」と強調し「緊急事態宣言の要請も視野に入れ、スピード感を持って検討するよう幹部職員に指示した」と明らかにした。

 昨年からのコロナ禍はまだまだ続くが、今年から対面授業を再開する大学が増えている。そうした中、学生たちは新たな問題に直面しているという。

 昨年の4月以降、新型コロナの感染防止のため都内を中心にオンライン授業を導入した大学は多い。一年中リモートで、学校に出入りすることができず、新入生は友人づくりができないなど、学生たちにとっては過酷な一年となった。

 国内の感染状況は依然として増加傾向にあるが、一定のルールを設けるなどして今年から対面の授業を再開した大学が増えている。

 都内の大学に通う男性は「履修登録者が200人を超えた授業はリモートになり、50人など比較的少人数の授業は200人規模の広い教室で行うことを条件として対面授業が行われている」と語る。

 だが、男性はリモートと対面の両方の授業が行われるようになったことで、新たな問題に直面しているという。

「立て続けに授業があるとき、1限目はオンラインで2限目は対面となると、1限目の授業を自宅からではなく、学校に行って受けなければ2限目に間に合わない。でも、自分と同じような学生は他にもいるため、結局自習室など学校の公共のスペースに人が集まり、密になってしまう。オンラインにする意味があるのか分からない。対面の授業でも、席の間隔を空けるように呼びかけることなどはしていない」と指摘する。

 昨年は部活内やサークルの集まりでクラスターが発生した大学が多かった。前出の男性が所属するゼミでは、今年の秋に北海道への学外研修も予定されているという。

 せめて、学生全員がワクチン接種を受けるまでは、慎重になった方が良いのではないだろうか。

 今後のさらなる感染拡大が懸念される。