政治家は腹をくくれ! 元大阪府知事の橋下徹氏が吠えた。

 増え続ける新型コロナの新規感染者の現状に18日夜、東京の小池百合子都知事が「早ければ今週中にも政府に緊急事態宣言を要請する可能性もある」と発言したことが大きく報じられている。現在施行されているまん延防止等重点措置では、足りないとの判断なのだろうが、それが緊急事態宣言に変わったところで、劇的な効果は期待できるのか?

 やることはどうせ「都民や近隣の県民への呼びかけ、お願いベースばかり」と、うんざりしている人たちが多いのが実情だろう。こんな状況に、19日のフジテレビ系ワイドショー「めざまし8」にリモート出演した橋下氏がほえた。

「緊急事態宣言のメッセージの意味は、あまりない。人流を止めたいなら、昼間の(店舗の)営業と通勤を止めるしかないんです。社会経済活動を政治の責任で、補償もしっかりして自治体も政府も本気でやるしかない。そこをせずに掛け声だけで済まそうというのは、政治家の責任を果たしていません」

 だが、橋下氏は何が何でも「経済活動を止めろ」と言っているわけではない。「ただボクは昼間の営業を止めるぐらいなら、マスク着用を義務化して、罰則をつけてもいいと思う。それすら腰が据わらずにやらないんですよ」

 感染力が強まっている変異株による第4波。今こそ政府や自治体の責任で、マスク義務化、昼間の営業停止など腹をくくった行動に踏み切らないと、オリンピックどころではなくなるかもしれない。