俳優の草なぎ剛(46)が18日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に出演。人生を変えたという恩人を告白した。

 その人物とは2018年に死去した俳優の大杉漣さん(享年66)。草なぎは、大杉さんがきっかけでギターと出会ったことや辛いとき、苦しいときに支えてくれたエピソードを明かした。

 草なぎは大杉さんについて「一番たくさん共演させていただいた方で、人としてどういう風に生きることが素敵なのかを学びました」と振り返った。

 草なぎはギターを始めたきっかけにも言及。13年に主演したドラマの本番前、草なぎがセリフを覚えていたときに、大杉さんの楽屋から素敵な音色が聞こえてきたという。「僕はセリフでいっぱい、いっぱいだったんですけど、すごいカッコよく感じたんですよね。劇とは関係ない趣味の歌や音色が聞こえてきた。そういう心の余裕がすごい大事なんだなって思わせてくれて、それでギターを始めた」と明かした。

 最後は大杉さんの奥様から感謝の手紙を寄せられた草なぎは「うれしい限りですね。本当にたくさん漣さんから学んだので、僕も表現するときに漣さんの気持ちを膨らませて頑張っていきたい」と目を潤ませながら決意した。