落語家の立川談四楼(69)と元首相の鳩山友紀夫氏(74)が16日、ツイッターで菅義偉首相(72)の訪米について不安視した。

 菅首相は日本時間17日未明に、バイデン大統領と初の日米首脳会談を行う。会談の主な目的は対中国政策や東京五輪開催についてで、米国に協力を求めるものとみられる。

 談四楼はこの会談について「菅さんの訪米目的はワクチンの入手だとの説がある。どんな条件を飲んででも大量に獲得し、安心感を醸して五輪を開催、支持率を上げ、余波を駆って選挙に突入という筋書きだ。トランプではないバイデンが果たして仲介に応じるだろうか。菅さんよ、その間に何ら手を打ってない変異株が暴れたらどうする」とツイートし、“ワクチン外交”の行方に疑問の声を上げた。

 また、鳩山氏は「菅首相がバイデン大統領と延び延びとされていた首脳会談を行う。目的は日米同盟の強化というが、朝貢外交は重い荷物を背負わされるのではないか。米国が敵視しているのは中国で、米国は中国に届くミサイルの配備を狙っている。沖縄などへのミサイル配備を引き受けてくるのではないか、それが心配だ」と記し、日本が日米同盟強化の“代償”を払わされる可能性を指摘した。