作家の百田尚樹氏(65)が15日、ツイッターで「保守陣営の分裂」に言及した。

 現在、日本ではコロナ対策や中国・韓国に対する意見が保守と言われる中でも意見が分かれ「保守陣営の分裂」と言われている。

 これについて百田氏は「よく『保守陣営の分裂』を憂う人がいるが、私が見た感じ、世間から『保守』と呼ばれる人は、左翼と違って群れない人が多い。だから迎合しないし、意見も様々。一方、左翼は常に群れる。特に敵を攻撃する時の全体主義的な団結力はすごい」と私見を述べた。

 続けて「私は自分のことを保守と自覚したことはない。もちろん右とも思ってない。ごく当たり前の常識を語っているだけの男と思っている。普通に考えて日本国憲法はおかしいし、中国のやってることは無茶苦茶だし、朝日新聞は偏向記事がひどいと思う。それって、本当に普通の見方と思うのだが…」と自身の見解を示した上で「日本では、当たり前のことを言うと、『右翼』とか『保守』とか言われる。一番情けないのは、国旗と国歌に敬意を表するだけで、右翼と言われることだ。何とかならん?」と嘆いた。

 その上で「1番悲しいのは、そうすることが日本にとっていいことだと思い込まされている善良な日本人が少なくないことです。彼らは人のいい愚かな者なのですが、テレビや新聞に洗脳されてしまっています」と訴えた。