お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(40)が14日、東京ビッグサイトで開催中の「コンテンツ東京 2021」(14~16日まで)で行われたセミナー「メディア多様化時代のコンテンツ発信」に講師として登壇した。

 濃いファンを獲得する方法を質問された西野は「日本は人口も減ってるし、貧富の差も激しくなっている。みんなから満遍なく一律料金(のビジネスモデル)は破綻するなと思っていたので、有料と無料は完全に(ファンを)分けちゃった」と持論を展開。

 その上で西野は課金する優良ファンは仕事が忙しいことに注目。「コンテンツが増えて可処分時間の奪い合いをしてきた。もう目を奪うのは大変なので、これからは音声とテキスト」と予測し、ユーチューバーが気にする動画再生回数やチャンネル登録者数は「どうだっていい」と一蹴した。

 また、認知は広げるよりも深めることが大事だとも力説し「オンラインサロンメンバーと15人で飲み会したら、この15人はファンやめないし、サロンメンバーと銭湯行くのもいいんです」と距離感を縮め方を明かして聴衆を感心させた。

 なお同展示会は業界関係者のための商談展のため、一般の方は入場できない。