ジャーナリストの大谷昭宏氏(75)が8日、朝日放送「キャスト」に出演。新型コロナの感染状況悪化を踏まえ、政府が首都圏など適応拡大を検討している「まん延防止等重点措置」についてコメントした。

 まん延防止等重点措置では、緊急事態宣言が出された際と同じく、知事が事業者に対し、営業時間の短縮などを要請し、応じない場合には「命令」することができる。

 大谷氏は「知事に何かができるんですか?といっても、もう無理」と指摘。「今、(大阪では)見回り隊をやってるけど2人1組で20組つくって、4万件の(飲食店を)見回りできるんですか?」と言及した。

 その上で「知事が言わなきゃいけないのは、ワクチンが日本国民は全世界の0・65%。OECDの中でビリですよ。『何やってんだ国は』と。変異ウイルスの調査は各都道府県のセンターでできるようにするって(言っていたのに)、今でもできてないじゃないですか。『国がやるべきことをやってないから、こういうことになってるんじゃないか?』ということを、突き上げていかないと」と提言。

 さらに「この政権何もやってないじゃないですか。ワクチンに関してもPCRに関しても。そりゃ、まん延しますよ。国がなんにもやらないんだもん」と嘆いた。