菅義偉首相(72)が「こども庁」の創設に意欲的だ。

 1月24日に自民党の山田太郎参院議員(53)が、公邸で菅首相に「子ども庁(山田氏私案)」を説明。2月2日から自見はなこ参院議員(45)らと「Children Firstの行政のあり方勉強会」を発足させた。その後、7回の勉強会を経て、今月1日、菅首相へ正式に緊急提言を行った。

 菅首相といえば、国会中継などで仏頂面した表情を垣間見せるが、山田氏らが緊急提言で面会を行った際、普段は見せない表情だったという。

 山田氏は「菅総理とは何回か面会したことがあります。あんなに明るく穏やかな顔はしたことがなかったのでビックリです。我々の1万7000名からのアンケート調査に質問されたりしていました」と明かす。

 菅首相は「君たちにプレゼントがあるんだよ」とサプライズも準備していた。

「我々メンバーに菅総理から、党大会で『子どもたち』と読んだ演説文を抜粋した紙を渡されたんです。菅総理の子ども庁創設は『本気だ!』と思った瞬間でした」(山田氏)

 今後、子ども庁創設に向けては政府、自民党は二階氏を中心に進められて行くが、同勉強会は続けるという。

「本当に大変なのはこれからです。私や自見氏には『文科省、厚労省それぞれちゃんとやればいいじゃないか』などの声が入る。重要なのはチルドレンファーストという軸。問題が起これば、もう一度提言をし直します」と山田氏は話している。