シンガーソングライター・朝倉さや(28)のメジャーアルバム「古今唄集~Future Trax BEST~」が5日、第13回CDショップ大賞の歌謡曲賞を受賞したことを記念して配信ライブを行った。

 朝倉は民謡日本一に2度輝き上京。2013年デビューし、昨年にはユニバーサルミュージックからメジャーデビューした。圧倒的な歌唱力と唯一無二のクリエーティブで、新しい音楽ジャンルの開拓。能楽堂や田んぼ公演など様々な伝説をつくってきた新世代歌姫だ。

 今回のコンサートは、自身の出身地・山形の民謡「最上川舟唄」のアカペラからスタート。「今日、デビュー8周年を迎えました。出会ってくれた皆様、ほんてありがとさまです」と方言を交えてあいさつし、デビューシングル「東京」を歌唱した。

 ステージではアルバム収録曲の「Mr.Mamurogawa」や、「ソーラン節」「酒田甚句」など民謡を独自の解釈で再構築した曲などを披露。また、喜納昌吉の「花」をカバーし、その圧倒的な歌唱力だけでなく、情感のこもった表現力でネットの向こう側のファンの涙を誘った。

 朝倉は今回のCDショップ大賞受賞に「皆さんに出会えたから今日の記念日があり、CDショップ大賞があるんだなと思ってます。これからも一緒に一歩一歩、心の旅をしながら大行進してゆきましょう」と感謝した。

 また「一人ひとりいろんなことがあって、悩んだり不安になったりすることもあるだろうけど、きっと大丈夫です。と、自分にも言い聞かせながら、いつかまた皆さんの目の前で歌える日を楽しみに、これからも歌い続けます。一緒にワクワクしてけろな」とファンへ呼びかけた。

 昨今の世界の状況から、予定されていたライブイベントは延期や中止になっているが、6月には横浜でワンマンライブの開催が発表された。ファンからの期待が高まっている。