元SMAP木村拓哉(48)、工藤静香(50)夫妻の次女でモデルのKoki,(18)が〝帯踏みCM騒動〟で大炎上してしまった。

 Koki,はイタリアの高級ブランド「ヴァレンティノ」の春夏コレクションのキャンペーンモデルに起用され、そのウェブCMに臨んだが、日本の着物の帯を連想させる布をヒールで踏む演出に批判が殺到した。

 これを受け、同ブランドは当該CMを削除。公式ツイッターで「日本の文化に敬意を込めて作成されたもので、日本の文化を冒涜するような意図は全くなく、このシーンで使われた布も、着物の帯ではありませんが、多くの方に不快な思いをさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 Koki,は仕事のオファーに応じただけだが、ネット上では「事前にヤバイと分かったはず」「なぜ止められなかったのか」など、18歳に対してはいささかハードルの高い声も飛んでいる。

 関係者によると「ファッションブランドは炎上が命とり。制作チームも入念に炎上対策を協議した上でGOを出している。まさか帯の部分を突っ込まれるとは思ってもみなかったみたいです」という。

 気が気ではないのが、娘のブランディングを行ってきた母・静香だ。Koki,は2018年にファッション雑誌「ELLE japon」7月号表紙でデビュー。2018年には世界的ブランドであるブルガリのアンバサダーに日本初かつ歴代最年少の15歳で就任。同年にはシャネルの日本初のビューティーアンバサダーにも起用されるなど、〝新人モデル〟としてはありえないスピードで大きな仕事が次々と決まっていった。

 今年に入っても、米国の化粧品メーカー「エスティローダー」の最新グローバルスポークスモデルに抜擢。日本人モデルを起用したのは同ブランド初という。

「仕掛け人は静香さん。世界的な有名ブランドと仕事をすることで、Koki,さんの価値を一気に高めることに成功しました。キムタクの妻として夫を立てながらもコントロールしてきた人。その手腕はさすがのひと言です」とはファッション業界関係者。

 仕事先では平身低頭でありながらも、思ったことはズバッと言うタイプ。ワイドショー関係者によると「娘さん2人を良い風に扱うと、わざわざ静香さんから『ありがとうございました』と電話が来るんです。反対に肖像権などでこちらにミスがあると厳しい口調でクレームが入ります」という。

 とはいえ、さすがの静香も世界的なブランドのCMに口出しできるほどではない。今回のウェブCMは、日本とイタリアのクリエイターチームが中心となって進められ、〝帯踏み〟シーンは中国出身の有名写真家フィッシュ・チャン氏が考えたと言われる。

「〝世界のSHIZUKA〟ではないですからね。高級ブランドのクリエイティブな作業には口出しできませんよ。裏を返せば、今回の〝事故〟はそうしたKoki,さんの高級ブランド路線がアダになったのかもしれません」(代理店関係者)

 珍しく静香の計算が狂ったようだ。