米国・ロサンゼルスで先月、米歌手レディー・ガガ(35)の愛犬3匹を散歩中に何者かに銃撃されて重傷を負った男性が29日(日本時間30日)、約1か月ぶりに退院したことが分かった。

 ライアン・フィッシャーさん(30)は同日、退院前にベッドに横たわる自撮り動画をインスタグラムで公開。肺の一部が銃撃で損傷し、その後の感染症により退院が遅れたことを説明。「回復は一筋縄ではいかない」とコメントした。

 ドッグウォーカーのフィッシャーさんは2月24日夜、同市ウェスト・ハリウッドの住宅街でガガのフレンチブルドッグ3匹を散歩させていたところ、突然、乗用車が止まり、出てきた犯人らに胸部を撃たれた。

 男らは3匹のうち2匹を盗んで、乗ってきた車でその場から逃走。残りの1匹は難を逃れ、倒れたフィッシャーさんに寄り添う姿が防犯ビデオに映っていた。

 事件当時、イタリアに滞在中だったガガはフィッシャーさんを「私の永遠のヒーロー」と称え、約1000万円とされる治療費を全額支払うことを明らかにしていた。

 盗まれた2匹は事件の2日後、住民に発見され、通報により警察に無事保護された。だが犯人はまだ捕まっておらず、犯行動機も分かっていない。