東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(43)が27日、オンライン取材に応じ、3日にかけて福島県内で行われた聖火リレーを総括した。

 初日、2日目は密と思われる人だかりやトーチの火が消えるなどのトラブルが発生したが「無事に開催できた。地元のみなさまに感謝したい。初日、2日目、3日目と恐れていた聖火リレーをスキップしなければならない密状態も回避することができた」と成果を強調した。

 また、先導するスポンサー車両から流れる音楽について、多方面から疑問の声が上がっている点は「スタート前に全車両上限の音量を決めて、一定の音量で対応している。これを大音量と捉えるかどうかは主観による部分もある」とした上で「常識を超えるような大音量で走行している認識はない」との見解を示した。

 福島県から出発した聖火は28日に栃木県に入る予定となっている。