プロ野球が開幕した26日夜のゴールデンタイム、プロ野球・巨人―DeNA戦が日本テレビで生放送された。一方、同時間帯にTBSではサッカーU―24日本代表―アルゼンチン戦を放送。野球VSサッカーの視聴率対決が注目されているが、その前に一足早く豪華プレゼント対決が行われた(関東地区)。

 少しでも視聴者を獲得すべく、テレビ局も必死だ。ついには「物で釣る」作戦に打って出た。日テレは「地上波ナイター限定企画!豪華プレゼントが当たる」として、ヒットが5本出るたびにプレゼント応募チャンスという、意地でも一度つかまえた視聴者は離さないと言わんばかりの企画を準備。商品として用意したのは、誰もが大好きな和牛、そして一時品薄で入手困難となったゲーム機「Nintendo Switch」だ。

 TBSもそれに負けていない。データ放送でゲームをクリアすると1キロ相当の神戸牛、そして1・5キロ相当の高級カニをプレゼントとすると番組内でアピールすることに余念がなかった。

「両番組とも2桁視聴率がノルマ。豪華賞品で〝買収〟と言われようが、目標を達成しなければならない」(テレビ局関係者)

 スポーツ中継で豪華プレゼントが飛び交ったのは、こういう事情があるのだ。果たして結果は――。