NHKの福祉情報番組が〝女性差別〟に関する不適切表現を謝罪 ツイートも撤回

2021年03月23日 16時06分

謝罪、撤回したNHK
謝罪、撤回したNHK

 障害やLGBTなど社会問題を考えるNHK・Eテレの福祉情報番組「ハートネットTV」が謝罪に追い込まれた。番組の公式ツイッターが23日、「女性差別に関わる表現に対して多くの批判やご意見を頂きました。あらゆる差別は許されるものではなく、比較するような表現は不適切でした」とおわびした。

 問題となったのは同番組の22日放送分。お笑い芸人の千原ジュニアと「盲目の弁護士」として知られる大胡田(おおごだ)誠氏が出演し、連日のように報道されて関心を集めている差別問題をピックアップした。

 大胡田氏は「自分でもゆがんでいるなと思いますけど」と断った上で、「『女性差別』と世間が騒いでくれてうらやましいなと思います。障害者差別はもっとエゲつないことがたくさんあるのに、全然騒いでくれない」と語った。

 同氏は実際の判例として、「視覚障害のある女の子が交通事故に遭ってしまったのですが、『健常者と同じ仕事ができないから損害賠償の額は7割』という判決が出ちゃったりしているんです」と解説。このケースを引き合いに「女性差別なんて生っちょろいぞ、なんて思うんだけど、世間は(障害者差別については)あんまり騒いでくれないんですよね」と指摘した。

 番組サイドは公式サイトや公式ツイッターでこの発言を切り取って「女性差別問題を『生っちょろい』とぶった切る!?」と宣伝していたが、SNS上で批判が殺到。矛先は大胡田氏だけでなく放送した番組サイドにも向けられた。「これがハートネットTVから出てきてしまうことが、かなりショック」「編集の段階でストップかからなかったのか」と厳しい意見が飛んだ。

 これを受け、番組サイドはツイッターで冒頭のように謝罪。「先のツイートを撤回し、皆様にお詫びいたします」とした。問題視された「女性差別問題を『生っちょろい』とぶった切る!?」のツイートや表現が削除された。

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