フリーアナウンサー小川彩佳(36)と離婚危機にあると言われる実業家・豊田剛一郎氏(36)が役員を務める医療ベンチャーの定時株主総会が、今月26日に都内で開かれることになった。豊田氏は元医療従事者で、コロナ禍による医療崩壊の危機を十分知りながら不倫を重ねたため、株主から厳しい視線を注がれている。株主総会で資質を問われるようなことがあれば、大荒れ模様となりかねない――。

 小川アナが昨年7月に第1子(性別非公表)を出産し、3か月後の10月にTBS系「NEWS23」メインキャスターにスピード復帰して仕事と家事育児に奮闘するウラで、豊田氏は30代一般女性と不倫を重ねていたことが、先月発売の「週刊文春」に報じられた。

 同氏は元医療従事者で、コロナ禍で陥った医療崩壊の危機を知っていたはずだった。だが、緊急事態宣言が発出された今年1月以降も不倫を継続。これが〝文春砲〟によって明るみに出てしまい、バッシングされた。

 猛省した豊田氏は、医療ベンチャー「メドレー」(東京・六本木)の共同代表を辞任してヒラの取締役に事実上、〝降格〟。役員報酬を返上し、保有する税制適格ストックオプションの未行使分32万株を放棄すると申し出た。

 だがその後も、不倫相手の女性が、豊田氏から「結婚後は肉体関係はなかった」と口裏を合わせるよう求められたと「週刊ポスト」で告白するなど、報道は続いた。こうした状況に妻の小川アナは激怒。子供を連れ、家族3人で住んでいた都内のタワーマンションを飛び出して実家へ帰ったという。離婚も検討しているとの報道もあった。

 豊田氏が公私ともにボロボロの状態で迎えるのが、26日に都内で行われるメドレーの定時株主総会だ。

「議案の一つが、豊田氏を含めた取締役8人が任期満了を迎え、再任の信を株主に問う会社提案です。豊田氏にとっては株主と直接ぶつかる正念場」(市場関係者)

 メドレーは2000を超える医療機関にオンライン診療システムを提供。豊田氏は、メディアに露出して同社の広告塔の役割も果たしてきた。オンライン診療を推進する菅義偉首相と昨年11月に面会するほどの政界ルートもある。

 一方、不倫の第1報がニュースサイト「文春オンライン」に報じられた2月3日以降、この報道がどこまで影響したかはハッキリしないが、同社の株価は約20%下落して4000円前後で推移している。この一連の流れを株主がどう評価するかだ。

「コロナ禍で医療崩壊が叫ばれる中で不倫を重ねたことに、医療系企業の役員として〝不適格〟と株主たちから資質を問われることになれば前代未聞です。また騒ぎに発展しかねません。メドレーの大株主である外資系証券会社などがどう判断するかがポイントでしょう」と前出関係者は指摘している。