AKB48の新成人メンバー17人が21日、東京・神田明神でグループ恒例の成人式を行った。新型コロナウイルスの影響で、約2か月遅れの開催。成人式後の囲み取材には、倉野尾成美(20)、横山結衣(20)、福岡聖菜(20)、坂口渚沙(20)、浅井七海(20)が出席した。

 報道陣から毎年恒例の質問である「自分たちは〇〇世代ですか?」と聞かれると、倉野尾は「雑草魂世代」と発表。理由について、「メンバーの個性がすごい。この状況下で成人式を開催したこともあるけど、みんなが個々で活躍していることも大きい。これからも雑草魂の気持ちで生きていけたら」と説明した。

 福岡は「何も知られてないところから、ファンの方と頑張ってきたので、踏ん張って這いつくばってきたので」と同調。倉野尾が「(AKBとして)中学生くらいから頑張っているメンバーも多いので、根性もあるのかな」と話すと、福岡は「ここから花を咲かせていきたい!」と決意した。

 新型コロナウイルスの影響で思うようなグループ活動ができない時期が続き、今回の成人式も約2か月延期になった。

 倉野尾は「ちょうど1年くらい前に状況がガラッと変わって、活動もだいぶ制限されてしまった。ただ、時間ができたので、自分の中でいろいろ考える時間ができた。良くも悪くもいろんなことを考えて、自分的にはラスト10代でしたけど、ラスト10代でここまで思ったような活動ができないことはすごく悔しかった」と吐露。それでも「悔しかったからこそ、20歳を迎えた今は『これからだな』と決心もついた。みんなが飛躍できるように、そんな20代にしたい」と誓った。

 劇場公演もようやく再開し、倉野尾は「皆さんにステージで見せていける機会をつくっていきたい。私たちメンバーも期待を入れていきたい。AKB48を盛り上げていきたい」と力を込めた。