タレントの渡辺直美(33)への〝オリンピッグ侮辱問題〟が、波紋を広げている。

 17日の「文春オンライン」が報じた東京五輪・パラリンピックの開閉会式演出を統括するクリエーティブディレクターの佐々木宏氏(66)がタレントの渡辺直美(33)の容姿を侮辱する演出を提案していた問題。

 佐々木氏は〝文春砲〟直後に謝罪文を発表し、大会組織委員会の橋本聖子会長に電話で辞任の意向を伝えた。これを受けた橋本会長は18日の昼に会見を開き、佐々木氏の辞意を受け入れたことを明かした。

 問題の演出とは、ぽっちゃりタレントの渡辺にブタ耳をつけさせて、ピンク衣装を着せるアイディアを、昨年3月にグループのLINEで他のスタッフに提示したところ、大ひんしゅくを買ったとの内容だ。

 このご時世、相手がタレントとはいえ女性をブタに見立てる侮辱的な演出が受け入れられるハズもなく、辞任はやむを得ないところ。だが、仲間内のLINE上のことで、しかも1年前の出来事が今なぜ?との疑問は残る。

 これについて、TBS系のワイドショー「ひるおび!」で、弁護士の八代英輝氏は「1年もたったこの時点で出たのは、おそらくこの佐々木さんを降ろしたいなり、足を引っ張りたい方の意向が記事に反映しているんだろうなと。そう考えると、これに乗っかるのは気持ち悪い」と、騒動の裏側を推測した。

 五輪開催をよく思わない力が働いているのでは?といった声も出ており、確かに不気味さを感じる。とはいえ仲間内のLINEがこんな重大な結果を招くとは、佐々木氏も予想外だっただろう。