ビジュアル系バンド「ジャックケイパー」のベースを担当するYG(やじ)こと矢島秀平氏(28)が17日、政治団体「ジャックケイパーによる若者の未来の為の党」を設立したことがわかった。バンド公式チャンネルで発表した。

 矢島氏は広島3区の次期衆院選で、NHK受信料を支払わない方法を教える党(NHK党=立花孝志党首)の公認候補となっている。同区は公職選挙法違反で公判中の河井克行元法相(58)の地盤。自民党から1億5000万円もの“現ナマ”が飛び交い、政治とカネの問題に日本一注目が集まっている。

 NHK党は当初、党広報室長の“ゆづか姫”こと新藤加菜氏(27)の擁立を予定していたが、新藤氏が同党を離れたため後任候補を探していた。

 矢島氏は落ち武者風の髪形がトレードマーク。都庁に届けを提出し「これでついに政治家としての活動が進められます。紙3枚で申請はできました。若者の意見をたくさん取り入れ、皆の未来につながる政党にする」と意気込んだ。

 ロッカーとして、カネと欲にまみれて腐りきった永田町の住民たちに言いたいことがたまっているようで「うそをなくす! 国会にいる悪い議員、寝てばかりだったり、(緊急事態宣言中に政治資金で)キャバクラやスナックにお金を使っている議員に、直接凸しに行く。若者の未来のために頑張っていきます!」と自らの政治信念を語った。

 5人組のジャックケイパーは昨年、メンバー全員が新型コロナウイルスに感染して話題になった。19日に記者会見が予定されている。