圧倒的な歌唱力と表現力を持ち“歌怪獣”と称される演歌歌手・島津亜矢(49)が17日、都内で「歌怪獣 半世紀生誕祭ライブ」(28日からオンデマンドで配信)の収録を行い、美容家でタレントのIKKOが激励に駆け付けた。

 島津は50歳の誕生日の今月28日に、カバーアルバム「SINGER7」を発売。ライブでは米歌手のキアラ・セトルの「THIS IS ME」や中島みゆきの「誕生」などを熱唱した。

 今回披露した「THIS――」はテレビ番組で歌うことになった曲だが、「高すぎて出ない音域があった」という。それでも6日間のボイストレーニングで高音域を獲得し、歌い上げた曲だ。

 そんな美声を聴いていたIKKOは「どんだけ~、うますぎ~、本当に神~」と言いながら登場。1998年から10年間ほど、島津のヘアメークを担当したことがきっかけで、仲良くなったという。「亜矢ちゃんの地響きのような歌声を聴きました。洋楽でもJ―POPでもジャンルを超えて自分のものにしているのがすごい」と大絶賛した。

 島津がJ―POPなどのカバーに取り組み始めたのは2010年。音楽関係者は「約10年間、カバー曲を歌い続けている。いまや演歌と並行して島津のライフワークとなっている」。

 昨年コロナ禍の中、スタートしたユーチューブの公式チャンネル「歌怪獣チャンネル」も大きな話題になっている。

 前出関係者は「ユーチューブチャンネルの効果で、演歌を聴かない世代の人の心もつかんでいる。演歌とカバー曲の2つの軸がうまく回っている」。

 昨年、35周年の節目を迎えた島津だが、まだまだ伸び盛りだ。