元航空幕僚長で軍事評論家の田母神俊雄氏(72)が16日、ツイッターを更新。菅義偉首相(72)の“ロン毛長男”正剛氏に端を発する総務省の違法接待漬け問題について、規制するより認めたほうがいいとの持論を展開した。

 田母神氏は「公務員の飲食やゴルフの接待はOKにしてはどうか。世間一般に行われていることが公務員にはできない。その結果国会では公務員の接待追及でまともな審議が行われない。その方が国家にとってよほどマイナスだ。そして我が国が誇る高級料亭なども次第につぶれていく」と指摘。「公務員倫理法は廃止したほうがいい」と提案した。

 このところ与党自民党は河井克行元法相(58)・案里元参院議員(47)夫妻の大型買収事件、吉川貴盛元農相(70)の収賄問題、さらには元総務秘書官から放送事業会社幹部に転身した正剛氏の山田真貴子前内閣広報官(60)らへの高額違法接待問題など、カネにまつわるトラブル続きだ。

 さらには、正剛氏の一件が、総務省のただれた接待漬け体質をあぶりだし、通信業界の大巨人NTTによる総務省、ならびに歴代総務大臣(野田聖子幹事長代行=60、高市早苗衆院議員=60)らへのあきれた非常識接待が明らかになった。

 野党はカネの亡者となり倫理観の崩壊した高級官僚、大臣ら“上級国民”の追及に躍起になっている。一方でその間、世界中に新型コロナウイルスをまき散らした某国は「海警法」を整備し、わが国固有の領土・尖閣諸島を手に入れるべく、領海に侵入を繰り返している。