作家でタレントの乙武洋匡氏(44)が14日、ツイッターで東京都・小池百合子知事への“疑念”をつづった。

 乙武氏は東京都のコロナ禍の現状に「私自身は一刻も早く緊急事態宣言を解除してもらいたいと思っているが、それはあくまでも個人的な“感情”であり、それが社会的にベストな答えなのかは確証がない」と私見を述べた。

 その上で「だからこそ、政治家には個人の感情など一切排して判断に当たる責務があるはずなのだが、どうも『政局に有利』だとかいった理由が見え隠…」と意味深なところで筆を止め「すみません、なぜか都庁のほうから突発的な強風が吹きつけてきました」と緊急事態宣言延長に積極的な小池都政を皮肉った。

 また2016年に予定されていた築地市場から豊洲市場への移転が土壌汚染を理由に2年遅れた過去の問題にも触れ「豊洲市場の時と同じく、データや科学的根拠を軽視するリーダーに都民が振り回されてしまっている印象です。それでも再選したので、都民の責任でもありますが」と小池都政への疑念をつづった。