お笑いコンビ「極楽とんぼ」の加藤浩次(51)が岐路に立たされている。吉本興業とのエージェント契約は3月31日で終了。吉本側からの申し出だったことで「クビ」「粛清」とも言われる。そうしたなか、加藤が周囲に〝芸能界引退〟を覚悟するような発言をしていたことをキャッチした!

 表情から焦りは明らかだった。3月末で吉本との専属エージェント契約を解除することになった加藤は10日、自身が司会を務める「スッキリ」(日本テレビ系)で、「吉本興業さんの方から『契約を延長しない』と言われて…」と告白。「ちょっと僕もビックリしている」「僕は続けたかった部分もあったんですけど…」と〝青天の霹靂〟だった様子をうかがわせた。

 それでも加藤は「『スッキリ』は4月からも続けさせてもらえるということなんで、本当に真面目な話、正直にウソなく番組を続けたい」と語り、個人事務所を設立することを明かした。

 レギュラー出演していた「この差って何ですか?」に続き、「スーパーサッカー」(ともにTBS系)も3月に終了。日テレ系「スッキリ」に加え、TBS系の「がっちりマンデー!!」「人生最高レストラン」と3番組は継続するものの「次の改編期にあたる秋に終わる可能性がささやかれている。吉本という後ろ盾がなくなり、シビアに加藤が持つ視聴率がジャッジされる。相当なプレッシャーを感じながらの出演になる」とテレビ局関係者は指摘する。

 そんな加藤だが、周囲には以前から〝芸能界引退〟を覚悟しているような話をしていたという。

「〝加藤の乱〟後は、酔った時に『干されたら引退するしかない』と話している。宮迫博之や中田敦彦のように、ユーチューブに拠点を移す考えも全くないようだ」(お笑い関係者)

 例え引退しても金に困ることはない。前出関係者によると「『スッキリ』のギャラは年々アップしている。そのうえ、吉本とのギャラ配分が大幅に良くなった。8対2というギャラ配分も〝不安な将来への備え〟もあり、強気に出たと聞いている」という。

 驚くべきことに〝4億円御殿〟と報じられた、都内の自宅のローンはすでに完済。飲むことは大好きだが、高い酒を開けるなど散財するタイプではなく、3人の子供の教育費なども十分に貯めているとか。

 引退後の活動として浮上しているのが、生まれ故郷の北海道に帰り、猟をしながら自給自足の生活を送ることだ。

 加藤といえば、クレー射撃を趣味に持つことで知られ、腕前もプロ顔負けと言われる。昨年8月、YouTubeチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」に出演した際は、地元・北海道でログハウスを建て、ハンターとして生きていく老後の夢を告白。将来的にライフルの免許を取得し、猟友会にも入り、自給自足のような生活への憧れを明かしていた。

 故大橋巨泉さんのように50代のうちにセミリタイアして、悠々自適な生活をし、気が向いた時だけテレビにスポット出演していたようなパターンもある。レギュラー消滅を機に大きな決断を下すかもしれない。