タモリの呪縛から解かれ、埼玉が大躍進――。タレントの若槻千夏(36)と俳優の磯村勇斗(28)が8日、都内で行われた「『SUUMO住みたい街ランキング2021』関東版」記者発表会に出席した。

 住みたい街1位は4年連続で「横浜」。その「横浜」を筆頭に「桜木町」(20位)「みなとみらい」(31位)も過去最高位となり横浜駅周辺の人気がアップしている。

 注目は埼玉だ。「大宮」(4位)「浦和」(8位)だけではなく「さいたま新都心」(15位)「和光市」(33位)「川口」(34位)「所沢」(44位)もランキングに名を連ねた。埼玉県出身の若槻は「私がキャスティングがされた時点で『あ、埼玉入ってるんだろうな』とは思いました。埼玉のランキングがどんどん上がっているので、このまま乗っ取ろうと思います」と笑顔を見せた。

 SUUMOの池本洋一編集長は「(埼玉県民は)タモリさんに『ダ埼玉』の呪縛をかけられたと言ってます。自虐性を刷り込まれてきたが、ようやく見直されてきました」と躍進の理由を分析。

「埼玉=ダサい」を浸透させた「ダ埼玉」。1983年にタモリが考案し、あまりにもネーミングが秀逸すぎて一気に広まってしまったという。

 若槻は「タモリさんが名付けてくれて光栄に思ってます」と感謝。“特徴がない”“名産物がない”とイジられるものの、「埼玉県民はそれを楽しんでいる。マイナスに思ってないから、みんながイジりやすいんだと思います。注目されても飛躍しなくてもなんとも思わないのが埼玉のいいところ。流行りそうで流行らないのをあと5、6年やっていきたいです」と謙虚に話した。

 サウナ好きの磯村は、都心と郊外に2つの拠点を構える人を意味する「デュアラー」に興味津々。〝日本のフィンランド〟とも言われるサウナで有名な埼玉・飯能市をおススメされ、「飯能にサウナ(施設)を作って、いろんな人を呼んで、商売繁盛したいなと思います」と目を輝かせた。