NHK大阪放送局の角(かど)英夫理事・大阪拠点放送局長が4日、大阪市の同局で局長定例会見を開催した。

 菅首相の長男・正剛氏らによる総務省の接待問題をめぐっては、正剛氏らと会食した同省幹部らが、NHK幹部職員とも会食した可能性が国会で指摘されている。

 この問題について、NHKはどういう立ち位置かと問われた角局長は「国会で(前田晃伸)会長が『公共放送に携わる者として、自覚を持って適切に対応している』と答えておられる。まさにそれに尽きると考えている」とかわした。

 大阪局の幹部と総務省の出先機関の幹部との会合を調査する気はないかについては「私はNHKの役員ですし、こちらで働いている者も受信料で運営されている公共放送に携わる者ですから、きちんと自覚を持って適切に対応していると思っている」と話すにとどめた。