ダブル主演を務めた俳優の中川大志(22)と石井杏奈(22)が1日、都内で行われた映画「砕け散るところを見せてあげる」(4月9日公開)の完成報告舞台あいさつに登壇した。

 コロナ禍の影響で公開が延期となっていたが、映画自体は2年前に完成。中川は「ようやく公開できること本当にうれしく思います」と笑顔を見せた。

 会見では、共演者と久々の再会ということもあり、〝プチ同窓会〟の雰囲気に。親友役を演じた井之脇海(25)から「撮影中、『タメ口でいいよ』って言って、大志君がタメ口でしゃべってくれてたのに今日はずっと敬語なんです」と突っ込まれ、タジタジになる一幕もあった。

 共演した北村匠海(23)とは、同じ事務所で小学生の時から一緒にレッスン受けたリアルな〝同窓関係〟。中川は「作品で、ちゃんと一緒になることがなかったので、自分が主演の作品で匠海がこういう形で出てくれたことがすごくうれしかった」と感慨深げ。

 北村も「(撮影に参加したのは)全体の最後の日だったんです。(中川と石井の)2人が作り上げた現場の空気がすごくよくて、ぼくはそこに溶け込むように自然な流れで役を演じることができた」と告白。自身はすでに3回見ているといい「すごくいい作品。その時、感じた現場の雰囲気がそのまんま映画に表れてる。参加できてよかったです」と感無量な様子だった。