昨年11月、米国・ニュージャージー州で飲酒運転をしたとして逮捕された米ロック歌手ブルース・スプリングスティーン(71)について、連邦検察当局は不起訴処分にすることを決めた。米メディアによると、検察側は公園内で飲酒し、オートバイを運転したとする飲酒運転と無謀運転の容疑を証明できないとしている。

 一方、ブルースは24日、裁判所に出廷し、飲酒が禁止されていることを知りながら同州のサンディフック国立公園内で「テキーラを2杯飲んだ」と証言し、条例違反を認めた。

 裁判所は同公園内での飲酒禁止条例が施行されてまだ2年で、ブルースに犯罪歴が無いことなどを考慮し、500ドル(約5万3000円)の罰金と法廷手数料40ドル(約4230円)を科した。

 飲酒運転の不起訴決定を受け、自動車ブランド「ジープ」は同日、ブルースが出演したCMのネット配信を再開した。同CMは今月7日に開催されたNFLスーパーボウルの中継で一度だけ放送されたもので、ブルースの初企業CM出演として話題を集めたが、今月10日にブルースの飲酒運転での逮捕が発覚したため、配信を停止していた。