前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(72)が政府のコロナ対策の混迷ぶりを批判した。

 舛添氏は政府のコロナ対策に3人の大臣がいることに「ワクチン担当は河野大臣、緊急事態宣言担当は西村大臣、その他は田村大臣、コロナ対策の大臣が3人もいる国は他にはないだろう。どの国も大統領(首相)→厚労相→官僚機構という指揮命令系統だ」とし、コロナ対策に関わる3大臣の役割分担ができていないと指摘。

 その上で「安倍政権の失敗に輪をかけた菅政権の『船頭多くして船山に上る』体制だ。現場の役人が一番困っている」と、指示を出す人間が多すぎて、現場が混乱しているという見解を示した。