「雨上がり決死隊」宮迫博之(50)と〝古巣〟との距離は広がる一方だ。

 当人は1月末にアップした動画で「吉本に戻りたい人」などど自己紹介していたが、12日発売の「フライデー」で吉本興業の大崎洋会長は「いや、もう戻らんでええと思うで。いちいちユーチューブでネタにすんなって話や。辞めてまで吉本のことネタにすんなよって」と突き放した。

 これに驚いたのが吉本芸人たち。今田耕司は20日放送の読売テレビ「特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル」の中で「なかなかでした。ここまで怒ってるん?というか」と困惑。続けて「僕らの思っている以上に温度が高かったというか…。『もう戻って来んでええ』とはっきり明言するのは今までなかった」と話した。

 宮迫は10日に公開した動画で吉本OBの島田紳助氏にアポなし電話。紳助氏から「吉本に戻った方がええよ」「俺が間に入る」という言葉を引き出したが、現実は厳しいだろう。

 大崎氏の怒りの根源は先の発言にあるように「辞めたのに吉本ネタで稼ぐな」ということ。宮迫は今月3日に公開された元「NEWS」手越祐也とのコラボ動画でもやらかしていた。

 宮迫が手越に〝ぺぺたま〟なるパスタ料理をふるまうという何ら変哲のない企画だったが、動画のサムネイルに「松本人志も絶賛」という文字が入っていたのだ。サムネイルとは「縮小した画像」のことで、動画の中身がどんなものなのか、一枚絵で紹介すること。いわば動画の〝看板〟と言える。

 すわっ松本人志が登場するのかと思いきや、実際は過去に宮迫が松本から美味しいと言われた料理を作っただけだった。

「あれを見たら、宮迫さんが松本さんや吉本に便乗していると思われても仕方がありません。大崎さんが怒り心頭なのも、宮迫のこういうところ。本人に悪気がないのが厄介で『それはちゃうやろ』ということに昔から気付かない性格なんです」とはお笑い関係者。

 知らぬ間に自らの首を絞めていたようだ。