東京映画記者会(東京スポーツ新聞社など在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)が選ぶ「第63回ブルーリボン賞」の各賞が23日に決定。新人賞には俳優の奥平大兼(17)が輝いた。

 映画「MOTHER マザー」では、女優の長澤まさみと親子役を熱演。受賞について、奥平は「自分に対して自信がないので、賞をもらっていいのか…でも、うれしかった」と喜びを語った。

 奥平は、同作のオーディションが人生初で、演技にも初挑戦。撮影を振り返り「僕にとって初めての演技、初めての現場。大先輩とご一緒できるということで、緊張した。長澤さんのおかげでいいシーンが撮れた」「長澤さんは僕が一番最初に身近に演技を見られる方。僕にとって長澤さんの影響は大きい」と明かした。

 さらに「今まで過ごしたことがない世界にいきなり入ったので、何かこの世界に対して教えてくれる人が少ない環境。この業界のことを僕に教えてくださった方ということで、勝手ながら芸能界のお母さんと言わせていただいた」とはにかんだ。