俳優・森山未來(36)が映画「アンダードッグ」で「第75回毎日映画コンクール」の男優主演賞を受賞し17日、都内で行われた表彰式に出席した。

 同作は昨年1、2月に撮影し、11月に公開された。

 壇上で森山は、トロフィーを片手に「コロナの時期をある種まぬがれて、公開にこぎつけられた」「この時期、自分では選択できない境遇によって、苦しい時期を過ごされている方もいる。僕もそのあおりを受けていないわけではない。そういう方の助けになれば」と感想を述べた。

 さらにコロナ禍の現状について「どんどん複雑性を増している世の中になっている気もする」とし「柔軟に表現の世界を謳歌できたらいいなと思う」と展望を語った。

 同作で森山は、ボクサーの役を演じた。「本当に殴ったらケガをしてしまう。振り付け的に、ボディーとか当ててもいいところは当てていこうと共演者と話した」と撮影について回想。

 なんと会場まで「自転車で来た」そうで、「気持ちよかったですね。近所なんで(笑い)」と笑わせた。