人前で美尻を出し注射を打ったり、母乳が天井まで飛ぶと自慢したりと、実は下ネタOKな世界的スーパーモデル、ミランダ・カー(30)。名前は知らなくても、顔はテレビで見たことあるだろう。

 素肌にニット姿で身をくねらせる「たかの友梨ビューティクリニック」CMのほか、若者向けバッグブランド「サマンサタバサ」「サマンサキングズ」のドラマ仕立てCMでは、EXILEのTAKAHIROとイチャつく、あのロリ顔美女だ。昨秋には柔軟剤入り洗剤「ボールド」のCMで主婦・山田さんを演じ「ボールドで〜す」といった片言の日本語がカワイイと話題になった。

 トップモデルからハリウッド女優に転身すべく、今は顔を売ってる最中。下着広告の撮影現場で一緒になったアジア系スタッフによれば「マネジャーが私にこびを売ってきて、とにかく売り込みがスゴかった。アジア圏の広告にバンバン出して知名度を上げたいみたい」。

 ただ、日本のクライアントや制作スタッフの広告意図に、ミランダ側が全て納得ずくというわけでもない。ボールドのCMで山田さん呼ばわりされたことを本人が露骨に嫌がった話は既報済みだが、「サマンサタバサ」「サマンサキングズ」のCMでもミランダのマネジャーには理解不能なことがあった。同スタッフが明かす。

「TAKAHIROのことを『周りのスタッフは日本のスーパースターと言ってたけど、すごく田舎くさい子だったよ。なんでトップスター扱いなの?』とマネジャーは不思議がってました。日本で女性相手の広告に起用するなら、ジャニ系のカレなんでしょう。でも、米国人が考える“東京の洗練された男”は、ハリウッドで活躍する渡辺謙のような男っぽい感じみたい。だから言っときました。『確かにカレは東京出身じゃないけど、ボーカルで人気あるんだよ。他のEXILEメンバーは、みんな色黒で男くさくて、彼だけがこんな幼い感じなの』って」

 また、たかの友梨CMでも広告ができるまでにひと悶着が——。事情を知る関係者が暴露する。

「米国で広告の仕事をしてる日本人女性の元に、たかの友梨の側近のオバサンから突然、連絡が来たんです。その女性はミランダの広告を手掛けた実績があり、ミランダをモデルにしたいと側近から相談を受けてました。女性の夫は写真家で、夫婦で仕事につながればと、エージェントなど関係各所に連絡したり、契約のチェックをしたり、いろいろ動いてましたよ。ところが連絡は途絶え、いつの間にか、たかのサイドは別のところと組んでミランダ広告を作ってたんです。その側近オバサンは女性のだんなにスチール写真は任せるとか、一緒に仕事しましょう的な口ぶりだったとか。女性から情報をもらうだけもらって、やり方が汚いよ」

 そんな裏話があるとは、本人は夢にも思うまい。いずれにせよ、この広告起用でミランダは日本での知名度を上げたかもしれない。ただ一方、国内のファッション業界では評価を下げたようで…。

「整形ではないにせよ、美容系の広告でしょ。そんなのに世界的スーパーモデルが出たらダメ。安っぽいイメージがついちゃいますから、ファッションの世界ではミランダはアホ扱いされてます。そういった日本の事情を知らなかったのかもしれないけど、ファッション関係の一流どころからはもうお声が掛からないかも」とはファッション広告専門のエージェントだ。

 日本での出稼ぎも大変だ。