元厚労相、元東京都知事の国際政治学者・舛添要一氏(72)が9日、ツイッターを更新。女性蔑視発言で国内外から批判の嵐にさらされている東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)を〝擁護〟した。

 舛添氏は「都知事に就任した私は、巨額の競技施設建設費に仰天した。そこで、各地の既存施設を活用して経費削減を図る方針を決め、組織委の森会長に他県知事や反対する各競技のNFを説得してもらった。おかげで、私の在任中に建設費4584億円を2567億円に削減できた」と明かし「その点では、都民は森氏に感謝せねばならない」と付け加えた。

 また「各競技のNF(国内連盟)は、東京五輪を利用して豪華な施設を獲得しようとした。競技施設建設費を削減する方針の都知事の私にNFは猛抗議だ。都知事の私は『カネは天から降ってこない』とはねつけた。その勝手なNFを抑えてくれたのは森会長だ」と偉大な功績を挙げ「人物を評価するときは長所も短所も総合的に見るべきである」と主張した。