埼玉・戸田市議となった歌手のスーパークレイジー君(34)が8日、市議会の臨時会で議員デビューを果たした。トレードマークの特攻服を脱ぎ去っての〝初陣〟となった。

 スーパークレイジー君は、先月31日の市議選で当選し、異色の経歴や選挙スタイルで話題となった。

 初登庁となったこの日、〝戦闘服〟である特攻服姿ではなく、ブルーの爽やかなスーツ姿で登場。金髪だった髪の毛も黒色に染め直した。


 初登庁から遅刻するワケにはいかないと気合が入り、「昨日は眠れなかった」と、目をこすっていたが、初めて議員バッジをつけると背筋が伸び、気合が入った様子。出退表の「スーパークレイジー君」の名前が入ったボタンを押し、報道陣の撮影にも応じた。

 既にメディアに引っ張りダコで、他の同僚議員の間でも認知されているが、スーツ姿に黒髪で別人となったことで、「あっ、スーパークレイジー君か。気が付かなかった」声を掛けられることもあった。

 臨時会では議員一人ひとりが自己紹介し、「スーパークレイジー君と申します。よろしくお願いします」と挨拶した。破天荒なこれまでとは一転、スーパークレイジー君の地味で、まじめな議員生活が始まった。