ジャーナリストの田原総一朗氏(86)が司会を務める7日放送の「激論!クロスファイア」(BS朝日)に出演。発言をテレビ朝日・本間智恵アナウンサー(35)にたしなめられる一幕があった。

 田原氏はコロナ感染防止のためリモートで出演。ゲストの立憲民主党・辻元清美衆院議員に、東京五輪・パラリンピック組織委員会・森喜朗会長が女性差別と受け取れる発言をした問題について見解を求めた。

 辻元氏は「今ごろ何言うてはるのかな。この発言は論外ですし、国際的な企業、日本の企業も、CEOとかトップがこういう発言をしたら辞めなきゃいけないですよ、責任を持って。それぐらいの発言」と指摘。

 さらに田原氏は「森さんの発言はとんでもないんだけどね、日本は女性の国会議員が10%もいないんだよ、なんでこうなってんの?」と問うた。

 辻元氏は「先進国で見たら圧倒的に少ないわけです、で、これはやはり…」と返答していたが、田原氏が突然割って入り「これはね悪いけど、男の責任もあるけど辻元さんたちも責任がある」と発言。

 これにアシスタントの本間アナが「えー! 女性に責任を求めるのはどうなんですか? 田原さんこれ女対男の話じゃないですもん」と声を大にし、辻元氏も「田原さん、問題発言やと思いますよ」と苦言を呈した。

 番組のエンディングでも本間アナは「政治の世界も一般企業の管理職においても、テレビもそうです。女性がやっぱり少ないです。多様性が増すことは絶対みんなの利益になるので『女性を助けてやろう』と思うんじゃなくて、男性もですよ。田原さん、みんなでみんなが変えていくんですよ。それは女性対男性の話ではなくて。みんながやることが社会の利益になるんですし、政治の利益にもなるんですから」と訴えた。