作家でタレントの乙武洋匡氏(44)が6日、ツイッターで〝女三四郎〟山口香氏(56)の発言を絶賛した。

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)は3日のJOC評議員会で、女性蔑視とも取れる発言をした。翌4日には会見を開き、発言を撤回して謝罪したが、その内容は逆ギレ、イライラの連発で、国民からバッシングの嵐となった。

 この状況に日本オリンピック委員会(JOC)理事で、柔道元世界女王の山口氏が森会長に〝辞任勧告〟を突きつけた。山口氏は本紙を通じ「私は会長は自ら退くべきだと思います。選手が限界を感じて引退するように」と語り「外れていただければ、五輪は希望が残る」と断言した。

 乙武氏は本紙報道を引用し「東スポ史上、最高の記事。全文読んでほしい」と絶賛ツイート。タレントの小島瑠璃子(27)もリツイートするなど、芸能界を巻き込んだムーブメントになりつつある。

 乙武氏はその後も「『余人をもって代えがたい』『今辞められたら、この夏のオリンピック回りませんよ』」と森会長の留任を望む声に触れ、「1兆6440億円をかけて開催準備を進めているイベントが、『たった一人』の肩にかかっているなんて、組織としてあまりに脆弱ではないだろうか」と疑問を投げかけた。