立憲民主党は27日、東京都議会選挙(6月25日告示、7月4日投開票)で、大田区選挙区(定数7)から〝筆談ホステス〟として知られる斉藤りえ氏(36)の公認を発表した。

 福山哲郎幹事長(59)は、会見で公認した理由を「斉藤氏は、多様性を大切にするわれわれの政党理念にピッタリ合致します」と話した。

 斉藤氏といえば、NHKから自国民を守る党の〝ゆづか姫〟こと新藤加菜広報室長(27)をはじめ、女性候補者5人が立候補して1議席を争った昨年の東京・北区補選に立候補し、善戦及ばす2位で落選している。

 一昨年の参議院選挙では、アイトグループ「モーニング娘。」メンバーだった市井紗耶香氏(37)と同じ比例代表に、立民から出馬して話題を集めたが惜しくも落選した。

 通常なら次の選挙を目指して同じ選挙区から出るもの。なぜ斉藤氏は北区から出馬しないのか。

「本人は北区で区議をやられていたこともあり、北区に対する愛着がありました。ですが、本人と都連の意思もあり、再度、大田区で挑戦したいとなりました」(福山氏)

 選挙戦の行方はどうか。

 都政関係者は「現職の自民党都議が強いが、自民党に逆風が吹けば、定数7の大田区で斉藤氏が十分に食い込める可能性があります」と指摘した。斉藤氏は都議バッジをつけられるか。