“多目的トイレ不倫”で世の女性の全てを敵に回してしまった渡部建の“恩恵”にあずかった芸能人がいるという。俳優の堺雅人とタレント兼アーティストのDAIGOの2人だ。

「2021年度には堺もDAIGOもともに、テレビの出演料からCMの単価まで、これまでの1・5倍ほどに上がるといわれているんです」(広告代理店幹部)

 ギャラがアップするのは、これまでの仕事ぶりが評価されただけではない。好感度がアップした影響だという。

「堺の妻は女優の菅野美穂、DAIGOの妻は北川景子ですが、ともに子供を産んだ直後にもかかわらず、女優復帰を遂げているんです」とはある芸能プロ関係者。

 ちなみに菅野は現在、ドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日テレ)に出演中。

「堺はドラマ『半沢直樹』以降の仕事をキャンセルして、育児に専念すると菅野に約束したんです。だからこそ菅野も女優復帰ができた。北川も昨年9月には第1子となる長女を出産した後、異例ともいうべきスピードで復帰を果たした。今年4月にはTBSで2年ぶりとなる連ドラの主演オファーを受けた。やはりDAIGOが自分の仕事をセーブして育児を引き受けたからです」と同関係者。

 この“イクメン愛妻家”の一面が、好感度を大幅にアップさせたのだという。広告代理店幹部が解説する。

「売れていても、第一に考えているのが女優でもある妻の存在です。渡部の一件があったおかげで、本来ならクローズアップされなかった関係がことさら注目され、好感度を引き上げた。結果、スポンサー受けがいいため、ギャラがアップしたという図式です」

 イクメン愛妻家の流れはまだまだ続きそうだ。