コメディアンのぜんじろう(52)が20日、ツイッターを更新。吉村洋文大阪府知事(45)が、府下で歯科医院のクラスターが発生していない現状に「何かある」と漠然と指摘したことに対し、苦言を呈した。

 吉村知事は19日、「コロナウイルスは口の中、唾液に多く含まれている。なのでマスクが有効だし、飲食の場も指摘される。一方で利用者側がマスクができない環境に歯科医院がある。大阪には5500もの歯科医院があるが、クラスター発生はゼロ。感染対策の賜物と思うが、何かある。何か?専門家には、是非分析してもらいたい」とツイートした。

 これを受け、ぜんじろうは「イソジン吉村氏がドヤ顔で何か言う時には『何かある』んですよね~。また株価が動いたりしなければいいんですが(笑)『なぜ、いつもわかってから発表されないのか?』を専門家に分析してもらいたいです」と、皮肉たっぷりに批判した。

 コロナ対策に全力で立ち向かう吉村知事は今年8月、臨床データが十分でないまま会見を開き、新型コロナウイルスの感染予防策に「イソジン」などポビドンヨードを含むうがい薬が有効である可能性を示唆した。

 結果としてまたたく間に店頭からうがい薬が消え、メーカーの株価は高騰。マスク同様、本当に必要とする人に商品が行き届かなくなる事態を招いた。インサイダー取引を誘発しかねなかったとの指摘もあり、〝見切り発車〟の発表に疑問の声が相次いだ。