れいわ新選組の山本太郎代表(46)が18日、国会内で記者会見を開き、今年6月か7月に予定されている東京都議選に候補者の擁立方針を発表した。

「都議選にれいわとして参戦したい」と年初会見で表明した山本氏。これまでれいわは地方選で推薦候補こそいたが、公認候補を擁立していなかった。

 地方選への進出は方針転換ともいえるが、山本氏は「昨年夏に行われた都知事選で立候補したのが大きな変更の始まり。都知事選に出て、都議選に関与しないのは矛盾がある。にぎやかしで出ただけなら話は別だが、都知事選に出たのはそれなりに重みがある」と説明した。

 昨年のコロナ禍で行われた都知事選では、小池百合子都知事に挑み、3位に敗れた。

「(現在の)緊急事態(宣言下)で、都民ファーストの会や小池知事がしっかりとした仕事をしていない」と再び小池都政を批判。都知事選同様、積極的な都債の発行など訴えたいという。

 都知事選で得票が多かった世田谷区、練馬区、大田区などを中心に候補者を公募し、5~10人規模で擁立する方針だ。都民ファは離党者が続出するなど、厳しい情勢となっているが、れいわの参戦で〝首都決戦〟はさらに激化することになる。