「歳をとる事が罪ですか?」――。「ダウンタウン」松本人志(57)が5日夜にツイッターで、こう不快感を示して反響を呼んでいる。自身に対し「老化」を指摘したネットニュースに反論したのだ。松本のツイートには、その発端となった番組を放送した日本テレビ側がピリピリしており、衝撃は収まらない。

 今回の“老化報道”を巡っては、日本テレビが大慌てだ。もちろん、理由は「えらい言われようやな…今年はやらないので勘弁して下さい」とつづった松本人志のツイート。昨年、アンジャッシュ・渡部建の復帰報道で松本を怒らせた経緯があるだけに、局内はピリピリしている。

「渡部の時は、(『ガキ使』の)放送前に復帰が報じられたため、本番で全くサプライズにならなかった(結局登場せず)。松本が先に報じたメディアに対してだけではなく、情報管理ができなかった日テレに怒るのも無理はない。極秘で進めていたにもかかわらず、漏れてしまったわけだから。それに加えてこのツイートでしょう。局内には『本当にヤバイかも…』と深刻な表情を浮かべる人もいる」(日テレ関係者)

 売り言葉に買い言葉で返しただけなのか、今後番組をやらないのか、指摘されたコーナーをやらないのか、判然としないものの、演出内容が漏れた上に、コーナーにイチャモンをつけられれば、松本の怒りが頂点に達しても無理はない。当然、局員たちも、お笑い界の大物の一言一句に敏感にもなるだろう。

 何といっても「笑ってはいけない」は、第1部(午後6時30分~9時)の平均世帯視聴率が17・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、大みそかゴールデンタイムの民放トップだ。これほどの“ドル箱番組”を毎年のようにつくれる芸人はいない。裏を返せば、それだけ松本の力は絶大ということだ。

 前出の関係者は「『笑ってはいけない』は日テレにとって欠かせないコンテンツ。このまま本当にやめると言わないことを願うばかり」と気をもんでいる。